秋葉原駅の各路線から数分。内科(頭痛/アレルギー/かぜ/メタボ/セキ)のご相談。管理栄養士も在籍

管理栄養士のメタボ治療・👍ライフスタイル

metabo高血圧、糖尿病、高脂血症などを検診でしてきされたとき、どうしたらよいでしょう?

食事と運動といわれても具体策なく実行不能。各個人に合う方法をみつけることをクリニックでは実践してきまました。また、当院の医師と管理栄養士は、あるときはシンポジストとして、また、あるときは管理栄養士の指導者として活動してきました。

クリニックには、栄養相談のプロフェッショナルである専門栄養相談士が在籍しております。医療的な病態を理解し、一人一人に適切なアドバイスをしています。保険診療内で行ってきました。

働き盛りの30代~50代頃の体調管理がその後の生命予後や合併症に大きく影響します。管理栄養士さんと相談することで、「減薬」できたり「お薬から卒業」できた方が沢山いらっしゃいます。

メタボ治療の3つの柱(駅クリニック)

1.自分で継続できる生活習慣改善の模索。たとえ外食や接待が多くても実行可能なこと<
2.自分で体重などの生体情報を計測し、変化を自分でモニターできる
3.医療的な治療と栄養指導が統合されていること。医師たちと管理栄養士たち、患者さんが相互理解を深めていること。

自己血糖測定(SMBG:selfmonitering of blood glucose)を導入しているのも、この『2.自分の生体情報をモニターする』という重要性を考えてのことです。ご自宅で血糖値を自由に測定できると、患者さんの血糖値が非常に改善することが報告されています。

お医者さんの所に行って採血する、月一回、あるいは数ヶ月に一回の情報だけでは、生活習慣への自覚を促しその質を改善するためには情報が大きく不足していると考えています。自己血糖測定ができるようになると、食事と血糖値の関係を即座にわかるようになります。

もちろん、自分の血圧を計測することも重要です。外来で高めの方は、ご自宅の血圧も参照させていただいています。違いが大きいときには、持ってきていただいて外来で比較したりしています。

食事が拓く未来の医療とグッド・ライフスタイル👍

秋葉原駅クリニックでは、長寿健康のための和食や地中海食の方法論を開業時から推進してきました。また、炭水化物の過剰摂取は体によくありません。低炭水化物やローカーボと呼ばれる糖質制限も注目されており、著書を複数上梓、監修してまいりました。

食事は、栄養を取るだけでなく心を健康にします。和食や地中海食はファストフードの孤食と異なり、みんなで料理を囲んで取り分けつつ時間をかけて食べるリラックスした生活スタイルが基本です。

ライフスタイルの改善はメタボ疾患などの身体的不具合を改善するのと同時に心の豊かさをもたらします。

地中海的和食研究会

25年以上の長年にわたり患者様への指導、治療に用いて効果をあげてきた地中海的和食。地中海食の良さを取り入れて改良した和食です。日本の風土に適合しているので、どの患者にも応用できます。
2019年暮れから発足した地中海和食研究会がクリニック内に設立されました。
また、2020年2月には広々とした議員会館内会議室で地中海和食研究会の初回講演会が行われました。

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ω3脂肪酸ってなに?DHA EPAのお話

心筋梗塞、脳卒中予防で世界的に評価されている和食や地中海食では魚をたくさん食べます。魚には、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ3脂肪酸の中でも代表的なものは、EPAとDHAです。

DHAは脳に深くかかわるため、25年ほど前から大和田(神経内科専門医)はオメガ3脂肪酸の仕事に携わってきました。それを受けて、現在でもマルハニチロ社のDHAラボを監修しております。

高脂血症のコントロール、特に高トリグリセライド血症は動脈硬化性病変の予防の点からも重要ですが、魚油に多く含まれる EPA(Eicosapetaenoic acid:エイコサペンタエン酸)やDHA(Docosahexaenoic acid:ドコサヘキサエン酸)などのω3脂肪酸は高トリグリセライド血症への有効性が報告されてきました。

DHAは脳に効く?高齢社会の切り札

DHAは中性脂肪低下作用のほかに、直接的な良い効果を有しています。

たとえば、その脳内代謝産物 NPD1がアルツハイマー症の患者の脳において低下していることより中枢関連疾患の予防にも有効である可能性や、抗炎症作用などです。

記憶に大切な海馬の神経細胞がDHAにより盛んに分裂し、細胞死を起こしにくくなるだけでなく神経幹細胞の神経細胞への分化も促すという報告もあります。

DHAの神経保護効果は、高齢化社会において大きな意義を持つものと考えられています。DHA知見についての論文は、DHAラボをご参照ください。

和食や地中海食を囲むライフスタイル

海を眺めながら、食卓の飾り気の無い白い冷やされた四角い陶器の上に刺身が並びそれを皆でワイワイかこむ。新鮮な野菜や柑橘類とともに楽しむ。

海藻と魚の頭部が多く入った温かいあら汁を頂き、米飯に発酵食品である納豆をかけていただく。食後のデザートの色どりもカラフル。見た目も美しい和食・地中海食の中に、ごく自然に長生きの秘訣がかくされています。

地中海食Mediterranean Dietと和食Washoku。大和田が国連の「日本の食文化」健康支部を拝命させていただいていた理由は、その食生活を含むライフスタイルがグローバルな良さを有するためです。

和食や地中海食と運動、そして未来へ

健康づくりは「食8割+運動2割」です。

オメガ3脂肪酸を豊富に含む和食・地中海食は脂肪燃焼にも有利です。食事と運動のタイミングや、組み合わせ方などの生活への応用も試行を続けています。運動方法についても、専門の方と作成し始めています。

食事と運動を統合した方法論へ発展できるよう、有志達が集い協力して努力を続けています。
秋葉原駅クリニック発のライフスタイル提案を発信し続けています。

DHAを多く含むリサーラ

2005年夏ドコサヘキサエン酸(DHA)が優位に規定量(850mg)定量され含有しているマルハニチロ社のリサーラソーセージが発売されました。EPAはイコサペント酸エチルとして製剤化されていますが、当時DHAは未だ製剤化されていませんでした(現在はロトリガ®が収載)。

和食・地中海食を推進していた私たちは、臨床的意義を解析し、いち早く医学会で発表しました(マルハニチロ中央研究所)。さらに魚食推進の製薬医薬メーカーの医療パンプレットを監修いたしました。

リサーラは薬剤のように精製純化した薬剤ではないため、魚肉タンパク質との同時摂取によるω3吸収促進も期待できます。

患者さんとのお話から、ソーセージを食べる事により、腹持ちが良いため間食が減少したり、魚食への食習慣の切り替えや血糖値の改善したりするなどのうれしい副次的効果も認められました。魚肉ソーセージを用いたレシピをレストランと共同開発を行いました。

2020/02/27